【毒があるけどよく食べられる】キョクトウサソリ


中国に広く分布する、やや毒性の強い小型のサソリである。中国以外にもモンゴルからも知られている。
国外の資料の中には、日本も分布域に含まれて紹介されているものもあるが、これは、食用として日本に渡ってきたもののことと思われる。
実際に、日本の料理屋によっては、本種を唐揚げにした漢方食として出しているところもある。
食材として、養殖されたものが中国から冷凍にして送られてくるという。
味の方は、個人的には旨いものではないが、食後しばらくすると、火照りを覚えるような感覚があった。

 和名としては、キョクトウサソリを代表する種であるが、1881年にButhus属からMesobuthus属へ変更された。
 比較的人間の生活圏の近くでも生息しており、人家の庭の石の下や、建物の壁の亀裂などの隙間を利用して潜んでいることがある。

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■英名:Chinese Golden Scorpion
■学名:Mesobuthus martensii
■分類:サソリ目キョクトウサソリ科
■分布:中国、モンゴル
■生活環境:温帯地域の地表
■大きさ:体長6~7cm
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:日本では輸入、飼育、販売、移動禁止
■およその寿命:4~6年
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:ー
■活動する時間帯:夜行性

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