南アメリカ北部の熱帯雨林に生息している世界最大級のクモ。その大きさは最大級になるとレッグスパンが30㎝以上にもなり、体重は200gを超えるといわれている。熱帯雨林の地上で、自ら掘った穴、もしくはネズミなどが放棄した穴を巣穴として利用し、夜になると活動する。
雌は3〜4年で性成熟し、15〜25年の寿命がある。雄の寿命は3〜6年。生体の体表には細かく短い毛が密生し、チョコレート色になる。
バードイーター(鳥食い)の名があるが、通常は鳥を食べることはほとんどなく、昆虫や節足動物、ネズミやトカゲ、カエルなどの脊椎動物、ときにはコウモリを捕食することもある。鳥を食べるといわれたのは、ビクトリア朝時代の研究者が、たまたまハチドリを補食している本種を目撃したことからと考えられる。
■英名:Giant Bird eating Spider
■学名:Theraphosa blondi
■分類:クモ目オオツチグモ科
■分布:南アメリカ北部
■生活環境:熱帯地域の地表、地中
■大きさ:体長8〜12cm(レッグスパン最大30cm以上)
■毒性:あり
■攻撃方法:咬みつく、毛を飛ばす
■日本での:専門店でも入手は少ない 入手可能性
■およその寿命:15〜25年
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:ゴキブリ、マウス、ひよこ
■活動する時間帯:夜行性
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