ブラジル北部のアマゾン川沿岸のサンタレン地域に生息する大型で、脚の白っぽい帯と、体表に生えるピンク色の毛が美しいタランチュラである。気に入らないことや、しつこくされたりすると、咬みつき攻撃よりも、刺激毛を飛ばす攻撃を仕掛けてくる。やや積極的でありながら神経質な性格である。行動も素早く、飼育容器を開ける際には、刺激毛の攻撃や舞い上がり、逃走に注意が必要。
アマゾン川流域の森林に生息する1種で、通常は地中に穴を掘り、夜になると穴から出て活動する。おもに地表で活動するが、ときには立体的に行動することもある。貪欲な食欲で成長の早いのが特徴。雌は、レッグスパンが3〜4年で20㎝近くの大きさに急成長する。
飼育環境の温度は26〜29度程度が適温で、湿度はやや高め。床材はピートモスなどを用いて、8〜10㎝の深さにする。
■学名:Acanthoscurria geniculata
■分類:クモ目オオツチグモ科
■生活環境:熱帯地域の地中または半樹上
■大きさ:体長5〜8cm(レッグスパン12〜20cm)
■その他:分布 南アメリカ(ブラジル北部)
■毒性:あり
■攻撃方法: 咬みつく、毛を飛ばす
■日本での入手可能性:比較的入手しやすい
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ、ピンクマウス、ファジーマウス
■活動する時間帯:夜行性
One thought on “ジャイアント・ホワイトニー・タランチュラ (サンタレム・ピンクヘアード)”