アフリカの熱帯・亜熱帯地域に生息する、巨大なヤスデである。地中に穴を堀り、地表で落ち葉や腐葉土を食べている。
水が染み出すような場所には複数が集まることもある。
性格もおとなしく動きも遅いが、その存在感は圧倒的で、日本にもよく輸入されており、マニアの間でも一般的な種となっている。
輸入名はタンザニア・ジャイアント・ミリピードと呼ばれることが多いが、アフリカに広く分布しているものと同種の可能性もあるため、ここではアフリカン・ジャイアント・ブラック・ミリピードの名を採用した。
今後、分類には変更がある可能性が大きい。
飼育種としても入門種といえるヤスデで、飼育環境は、個体の全長の2倍程度の広さがほしいところである。
面積があれば、複数飼育も可能である。穴を掘るため、床材は殺虫剤などを使用していない腐葉土を深さ15㎝以上にするとよい。温度は24〜30度、湿度は高めに設定する。
ずっしりと重量感もある
■英名:African Giant Black Millipede
■学名:Archispirostreptus gigas
■分類:ヒキツリヤスデ目ヒキツリヤスデ科
■大きさ:全長20〜30cm
■分布:アフリカ
■攻撃方法:なし
■日本での入手可能性:ヤスデ類でも多い
■生活環境:熱帯・亜熱帯地域の地表
■毒性:なし
■およその寿命:不明
■食性:腐葉土
■飼育する場合の餌:腐葉土、野菜
■活動する時間帯:夜行性