【とにかくキモい!】クロイロコウガイビル

「ヒル」といっても実はプラナリアの仲間

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日本各地に分布し、国外でもインドネシアやインドでも知られている。
「ヒル」の名があるが、実際にはウズムシ目コウガイビル亜目コウガイビル科に属し、プラナリアと同じ仲間である。
コウガイとは「公害」ではなく、頭部が半月型になり、昔の女性が髪飾りとして使用した笄(こうがい)に似ていることからの名である。本種は全長が1.3〜12㎝ほどで、全身がビロードのような黒色をしている。

日本には本種以外に、全長が20㎝ほどから1mにも伸びるオオミスジコウガイビルが生息している。
湿った場所を好むため、雨上がりなどには、人家付近のブロック塀や石の上などにいるのが見られる。
肉食生物で、ナメクジやカタツムリ、ミミズを捕獲すると、消化液を出し、獲物を溶かしながら捕食する。
ヒルではないため、人間に対する害はほとんどない。

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頭部は半月型

■学名:Bipalium fuscatum
■生活環境:湿った場所
■分類:ウズムシ目コウガイビル科
■大きさ:全長1.3〜12cm
■分布:日本、インドネシア、 インドなど
■毒性:なし
■攻撃方法:なし
■日本での入手可能性:野外で採集可能
■およその寿命:不明
■食性:ナメクジやカタツムリ、ミミズ
■飼育する場合の餌:ナメクジやカタツムリ、ミミズ
■活動する時間帯:夜行性


▼動画

▼コウガイビルの奇妙な生態。ナメクジのような困り者。
http://matome.naver.jp/odai/2134663845540067501