耐熱性のあるメキシコのブロンディー
アメリカ合衆国の南西の砂漠などの半乾燥地帯に、一般的に生息しているタランチュラである。
砂漠という厳しい環境の中、石の下に自ら掘った穴や齧歯類が放棄した巣穴などを利用している。
それらの巣穴は数十年にも渡って活用されると考えられている。半乾燥地帯に生息しているため、あまり水には依存しておらず、食物である獲物から多くの水分をまかなっている。
また、夜行性といえども、砂漠の暑さに耐える耐熱性がある。
雄は夕方から夜にかけて巣穴から出て、雌を探して活動する。
雌はそれほどではないが、雄は雌に積極的にアタックを続ける。
雌は産卵すると、卵を守りながら、太陽の熱で温めるといわれている。
ふ化した子グモは、その姿は雌と同様に見えるが、成長とともに性別の特徴が現れる。
性成熟するには8〜10年ほどかかり、雌は飼育下では25年間生きる。
■学名:Aphonopelma chalcodes
■生活環境:温帯から亜熱帯地域の地中・地表
■分類:クモ目オオツチグモ科
■分布:北アメリカ(アリゾナ、ニューメキシコ、南カリフォルニアなど)
■毒性:あり
■大きさ:体長5〜7cm(レッグスパン♀約10cm)
■攻撃方法:咬みつく、毛を飛ばす
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや 専門店で入手可能
■およその寿命:25年
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ、ピンクマウス
■活動する時間帯:夜行性