【世界最大の張りつきグモ】アシダカグモ


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アジアやカリブ海沿岸、オーストラリアなど全世界の熱帯から亜熱帯に分布し、日本の本州・四国・九州にも分布しているクモである。夜行性で地上や壁、天井を徘徊し、おもにゴキブリを補食する大型のクモで、人家付近や市街地の公園などに生息している。体長2〜3㎝、レッグスパンが10〜13㎝にもなる大型のクモで、雌の寿命は5〜7年にもおよぶ。
 本来は日本に生息していなかったクモで、江戸時代に輸入品に紛れて日本にやってきて帰化したもの。しかし、ゴキブリ退治には欠かせないクモで、本種を退治してしまうと、あっという間にゴキブリが殖えてしまうともいわれる。ハワイにも人為的に移入されている。
 ゴキブリやカマドウマなど、貪欲な食欲によって害虫を補食し、人間には害がないため、益虫であるが、本種が壁や天井をものすごいスピードで動き回るところは、不快感を感じるため、駆除されてしまうこともある。

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壁や天井でも移動する

■英名:Brown Huntsman Spider
■学名:Heteropoda venatoria
■分類:クモ目アシダカグモ科
■生活環境:熱帯・亜熱帯地域
■大きさ:体長2〜3cm(レッグスパン10〜13cm)
■分布:全世界の熱帯・亜熱帯地方、 日本(帰化)、ハワイ(帰化)
■毒性:なし
■攻撃方法:なし
■日本での入手可能性:野外で採集可能
■およその寿命:5〜7年(雌)
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性

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