東・中央アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ、カメルーン、コンゴ民主共和国)に分布する体長約8㎝のサソリである。
おもに比較的乾燥したサバンナの地表で生活しており、日中は樹皮や石、倒木の下に潜んでいる。
夜になると節足動物や昆虫、トカゲの幼体などを捕食し、ときにはシロアリを補食するために、アリ塚や木に登るといわれている。かなり貪欲といわれる。
名前の通りオレンジがかった赤い体色で、いかにも毒々しいが、実際にはそれほど強い毒はないようである。
比較的乾燥した地域に生息するものの、時折、霧の発生する地域でもあるため、適度な湿度が必要である。
キョクトウサソリ科であるため、日本では輸入禁止で、飼育、販売、移動もできない。
さまざまな生き物の知識を広めるため、多くの人々の目に触れることがないのは、ひじょうに残念な法律である。国外ではふつうに飼育されている種である。
■英名:Red Bark Scorpion
■学名:Babycurus jacksoni
■生活環境:サバンナの地表
■攻撃方法:刺す、挟む
■分類:サソリ目キョクトウサソリ科
■大きさ:体長約8cm
■分布:東・中央アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ、カメルーン、コンゴ民主共和国)
■毒性:あり
■日本での入手可能性:日本では輸入、飼育、販売、移動禁止
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:ー
■活動する時間帯:夜行性