アフリカ東部のタンザニアに分布するBabycurus属最大のサソリで、体長約9〜11㎝にもなる。
ふつう、乾燥したサバンナに生息しているが、タンザニアの湖や山地が多い地形のため、もっと広い範囲に生息していると考えられている。
タンザニアの気候は、日中は平均30度近くなり、夜は平均22度程度である。本種は日中は樹皮や石、倒木、落ち葉などの下に潜み、夜になってから活動を開始する。
キョクトウサソリ科のため、日本では輸入禁止である。毒性は人体に重篤な障害をもたらすことなく、医学的にもあまり活用されることのない毒である。
国外でもそれほど多くが飼育されているわけではなく、具体的な飼育方法は確立していない。
日本以外での輸入の際には、レッド・バーク・スコーピオン(B. jacksoni)に混在していることもある。
■英名:Giant Tanzanian Bark Scorpion
■分布:東アフリカ(タンザニア)
■学名:Babycurus gigas
■分類:サソリ目キョクトウサソリ科
■大きさ:体長約9〜11cm
■生活環境:サバンナの地表
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:日本では輸入、飼育、販売、移動禁止
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:ー
■活動する時間帯:夜行性