【赤いけど3倍速いわけではない】チリアン・レッドディップド・スコーピオン


アメリカのチリに分布する体長6〜10㎝ほどのサソリである。英名にある通り、触肢の先が赤くなる。
かつてはチリアン・レザーバック・スコーピオン(Bothriurus coriaceus)と同種とされていたが、近年の研究により、独立種として扱われるようになった。

比較的乾燥した地域に生息し、石や倒木、植物などの下にくぼみ程度の穴を掘り、日中はそこに潜み、夕方から夜にかけて活動する。
雄は触肢が雌のものよりも大きくなることで判別できる。

飼育環境は、20㎝水槽やプラケースなどを使用し、床材にピートモスやヤシガラなどと砂や赤玉土などを配合するとよい。
温度は20〜25度程度を維持し、真夏の温度の上がりすぎに注意が必要である。湿度は飼育環境内に浅い皿に水を入れてセットするだけで、必要な湿度を確保できる。

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■英名:英名:Chilean Red tipped Scorpion
■学名:Bothriurus keyserlingi
■分類:サソリ目ボスリウリス科
■分布:南アメリカ(チリ)
■生活環境:やや乾燥した地域
■大きさ:体長6〜10cm
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや専門店で入手可能
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性

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