コンゴ民主共和国、コートジボアール、ガーナ、赤道ギニア、ギニアビサウ共和国、ナイジェリア、トーゴ共和国など西アフリカに分布し、おもに熱帯雨林や湿潤な環境で、自分で掘った深さ30㎝ほどの穴に生息している。
皇帝をイメージさせる種名のダイオウサソリは、大型でハサミも大きく、全長30㎝にもなるといわれる世界最大級のサソリだ。
飼育下では寿命は5〜8年、野生ではもっと短いと考えられる。毒性は弱く、人間を死に至らしめることはない。
ペットとしての入門種ともいえる種で、気性もおとなしく、動きもそれほど速くない。ハンドリングを楽しむ飼い主も多い。
夜行性で、野生ではシロアリやネズミ、トカゲなどを捕食しているが、同時に鳥、哺乳類、爬虫類など天敵も多い。ワシントン条約ではサイテス(付属書)Ⅱに指定されている。
■英名:Emperor scorpion
■学名:Pandinus imperator
■分類:サソリ目コガネサソリ科
■生活環境:湿度の高い地域 大きさ 体長30cm
■分布:西アフリカ(コンゴ民主共和国、コートジボアール、ガーナ、赤道ギニア、ギニアビサウ共和国、ナイジェリア、トーゴ共和国など)
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:サソリとしては一般的
■およその寿命:5〜8年
■食性:昆虫、節足動物、小型脊椎動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ、ピンクマウス
■活動する時間帯:夜行性