アフリカの南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエやタンザニア、モザンビークなどに分布する中型のサソリである。本種は乾燥地帯のほか、時折霜が降りるような地域や、日中の気温が40度にもなるような、かなり温度変化の激しい地域でも知られている。地中に穴を掘って巣にするため、やや硬い土壌を好み、砂や柔らかい土壌の地域は避けるようである。
全長は9〜11・5㎝ほどで、体色はバラエティがあるものの、一般的にはさび色から黄褐色である。脚は透明感のある明るい黄色。
本種の毒は、痛みは伴うものの、健康な人間であれば、重篤な症状に陥ることはないといわれているが、確かな証言は得られていないという。
鋏は非常に痛烈に締め付けてくるので、扱いは要注意である。気分を害すると、鋏角をこすり合わせて、甲高い警戒音を出す。
■英名:Shiny Burrowing Scorpions
■学名:Opistophthalmus glabrifrons
■分類:サソリ目コガネサソリ科
■生活環境:乾燥地域から高温地域
■大きさ:体長9〜11.5cm
■分布:アフリカ(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエやタンザニア、モザンビークなど)
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや専門店で入手可能
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性