南アジアのインド西部およびマレーシアに分布するチャグロサソリの1種である。
チャグロサソリの中では最大になる種で、最大記録では体長23㎝にもなる。
熱帯雨林の至るところに生息し、昆虫やトカゲなどを補食する。
ダイオウサソリにも似ているが、より触肢が大きく、つやがなく、顆粒が目立つ。
やや茶色っぽい体色のものもいるが、一般的には黒っぽい茶色の体色である。自然界では3〜7年、飼育下では5〜8年の寿命がある。
大型になるため飼育種として人気があるが、日本国内での流通量は多くない。飼育環境は、ダイオウサソリと同様で飼育することが可能である。丈夫で長期間の絶食にも耐えるが、飼育上もっとも問題になるのは、温度・湿度の条件が悪く、脱皮不全を起こす場合。
また、飼育環境内の不衛生からダニが発生し、サソリにストレスを与えてしまう場合である。
飼育環境は、正しく設定し、食べ残しなどを片づけて、不衛生にならないように心がける。
■英名:Giant Indian Forest Scorpion
■学名:Heterometrus swammerdami
■分類:サソリ目コガネサソリ科
■分布:南アジア、マレーシア
■生活環境:熱帯地域の地表
■大きさ:体長18cm(最大23cm)
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや専門店で入手可能
■およその寿命:5~8年
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性