【日本ではポピュラーな奴】セスジアカムカデ


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おもにアジア東部に広く分布している中型のムカデで、日本では北海道南部から南西諸島まで分布している。全長6〜7㎝、体節と歩肢は23対、眼は退化している。体背面に薄いすじがあることから、種名に由来している。体色は頭部が濃い赤色、体は赤褐色で、歩脚は淡い黄色である。
 ほとんど地表に出てくることはなく、雑木林などの落ち葉や倒木、石、植木鉢などの下に生息している。市街地の公園や人家周辺でも見られる。地中や物陰に生息している小さな昆虫などを補食している。

咬まれると痛みはあるが、特に重篤な事態に陥ることはない。しかし、一般的に姿を見ただけで気分を害する不快害虫とされている。
活動時期は3月から11月ころまでで、暖かくなる4月下旬ころに産卵する。冬の間は林内の落ち葉の層の下や倒木の下、空き地などでは放置された木の板などの下で冬越ししている。

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背面には薄くすじがある

■英名:Back Red Centipede
■学名:Scolopocryptops rubiginosus
■生活環境:熱帯・亜熱帯・温帯地域の地中
■分類:オオムカデ目メナシムカデ科
■大きさ:全長6~7cm
■分布:アジア東部、日本(北海道南部、 本州、四国、九州、南西諸島)
■毒性:あり
■攻撃方法:咬む
■日本での入手可能性:野外でも採集可能
■およその寿命:不明
■食性:節足動物、小型昆虫など
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリなど
■活動する時間帯:夜行性

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