【日本のオオムカデといえばコイツ】アオズムカデ


スクリーンショット 2016-12-08 14.58.51

アジアに広く分布するオオムカデ(Scolopendra subspinipes)の亜種で、日本固有の亜種である。

青森県以南の本州、四国、九州に分布する全長7・5〜10㎝のムカデでだ。
 山地から平地、人家付近にまで広く生息していて、昼間は柔らかい土の中や石や倒木の下に潜み、暗くなると地表を出歩き、昆虫などを補食する。
 身体的特徴は、全身が金属光沢のある深い青色をしており、歩脚は鈍い黄色から赤色。繁殖は夏に行われ、雄から精包を受け取った雌は、約50個の卵を産み、子どもが3齢幼虫になるまで保護する。約3年で成体となり、6〜7年の寿命がある。
 飼育種としても一部では人気があり、飼われている。
しかし、人間でも激痛を伴う毒をもっていて、取り扱いには十分注意が必要。飼育環境は、ある程度の湿度を保てるよう、床材には腐葉土やピートモスを使用し、石や倒木をセットしておけば、その下に潜んでいる。

■英名:Japanese Large Centipede
■学名:Scolopendra subspinipes japonica
■生活環境:温帯地域の地表
■分類:オオムカデ目オオムカデ科
■大きさ:全長7.5~10cm
■分布:日本(本州、四国、九州)
■毒性:蛋白分解酵素、ヒスタミン、セロトニン酵素など 攻撃方法 咬む
■日本での入手可能性:野外でも採集可能
■およその寿命:6~7年
■食性:節足動物、昆虫、小型脊椎動物など
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ、砂肝など
■活動する時間帯:夜行性

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です