【羽をもつムカデ!? 空を飛ぶか!?】レッド・フェザーテール・センチピード


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アフリカのタンザニアやウガンダに分布する、尾の先端にフェザーとよばれる羽状の尾脚(曳航肢)がある、全長15〜20㎝ほどのムカデである。英名ではファン(扇)またはフラッグ(旗)テールともよばれる。
 いくつかの亜種が知られていて、分類がまだ微妙な面もあるため、今後、種名を含め、変更になる可能性は大きい。
 色の派手さや身体的特徴から、飼育種としては人気がある。気性もおとなしめで、専門店では比較的見られるムカデである。国外ではよく手で持っている写真が見られるが、あくまでも毒をもっているという事実を忘れないように。
 飼育環境は、しっかりとふたができる30㎝水槽やプラケースなどを用意し、床材は殺虫剤が使用されていないピートモスや腐葉土を深さ5㎝程度にセットする。温度は26〜30度ほどに設定し、湿度は高めを保つため、定期的に床材が湿るように霧吹きで水分を与える。
 餌は餌用コオロギやゴキブリ。個体の成長具合に合わせたサイズのものを選ぶようにする。

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頭部(上)とフェザーテール(下)

■英名:Red Feather tail Centipede
■学名:Alipes grandidieri
■分類:オオムカデ目オオムカデ科
■大きさ:全長15〜20cm
■分布:アフリカ (タンザニア、ウガンダ)
■生活環境:熱帯・亜熱帯の地表
■毒性:蛋白分解酵素、ヒスタミン、セロトニン酵素など
■攻撃方法:咬む
■日本での入手可能性:多くはないが専門店で入手可能
■およその寿命:不明
■食性:節足動物、昆虫、小型脊椎動物など
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリなど
■活動する時間帯:夜行性

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