【世界中のやっかい者!巨大カタツムリ】アフリカマイマイ


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東アフリカのタンザニアやモザンビークが本来の分布域で、日本の鹿児島県と南西諸島、小笠原諸島の母島に人為的に移入された世界最大級の陸生巻き貝である。エスカルゴの代用品とされたため、日本以外にも東南アジアやスリランカ、台湾、ハワイ、カリブ海沿岸地域など世界中の熱帯域に分布を広げている。IUCN(国際自然保護連合)では、世界の外来侵入種ワースト100にリストアップされている。
 沖縄県では雨が降り、湿度が上がると、道路やマンションの壁などに集団で現れた。しかし、現在は駆除政策が功を奏し、市街地ではかなり少なくなった。
 ナメクジ同様、広東住血線虫の宿主であり、農作物などにも被害が及ぶため、日本では植物防疫法によって有害動物に指定され、各生息地からの持ち出しは禁止され、また、国外から日本への持ち込みも禁止されている。その他国外でも同様に厳しく持ち込みや移動が禁止され、世界中のやっかいものとされている。

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生命力が強く駆除してもなかなか減らない!

■学名:Achatina fulica
■生活環境:熱帯地域の地表
■分類:綱柄眼目 アフリカマイマイ科
■大きさ:殻径7〜8cm、殻高約20cm
■分布:日本(鹿児島県、小笠原諸島、南西諸島)
■毒性:寄生虫の可能性あり
■日本での入手可能性:日本への持ち込み禁止
■およその寿命:不明
■食性:植物
■飼育する場合の餌:?
■活動する時間帯 夜行性


▼アフリカマイマイ1300匹超を全米で捕獲、食害などが深刻化
http://news.ameba.jp/20140901-333/

▼多良間で大型2匹を確認/アフリカマイマイ
http://www.miyakomainichi.com/2013/06/50707/

地球博物学大図鑑

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