東アフリカのタンザニアに分布する、体長約5㎝ほどの小型のサソリである。
イエロー・フォレスト・スコーピオンとも呼ばれる。やや湿度の高い場所に、自ら掘った穴を巣にしている。
気性は神経質で攻撃的な面が見られる。万が一刺されても毒は弱いため、健康な成人であれば重篤な事態に陥ることはないが、それなりに痛みがあるため、扱いには十分注意が必要である。
飼育環境は、20㎝水槽やプラケースを用意し、床材にはピートモスと砂を混ぜたものをセットするとよい。砂を混ぜることで、穴を掘りやすくなる。
温度は25〜30度に設定し、餌の食いつきなどを見ながら、温度を高め、低めに変化させるといいだろう。
湿度は60〜70%程度が必要で、浅い皿に水を入れ、床材に穴を掘れる程度の湿気も必要である。
食物は餌用コオロギが一般的だが、最近、少しずつ増えている餌用ゴキブリを使用してもよい。成長具合によって餌の大きさを変えてやるとよい。
■英名:Burrowing Scorpion
■学名:Opistophthalmus boehmi
■分類:サソリ目ヘミスコルピウス科
■大きさ:体長5cm
■分布:東アフリカ(タンザニア)
■毒性:あり
■攻撃方法:刺す、挟む
■生活環境:湿度の高い地域
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや専門店で入手可能
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性