アフリカのコンゴ民主共和国、モザンビーク、ジンバブエ、タンザニアなどに分布する、背甲から腹甲にかけて黄色い帯があるサソリである。
乾燥した岩場に生息し、扁平な体をいかし、岩の下や割れ目などに潜り込み、夜になると外へ出て活動する。
雄と雌の体の特徴がはっきりしており、雄は雌よりも体が太く、長い尾がある。あまり攻撃的な気性ではなく、弱いながらも毒をもっている。
人間が刺されても死に至ることはないが、それなりに痛みを伴う。
生息環境は、30〜50%の湿度で乾燥しており、気温は日中で30〜35度、夜間では10度まで落ち込む。
飼育下では、必要以上に温度を下げることはリスクが伴うので、20〜26度程度を保つといいだろう。餌食いが悪いときには温度を上げてやるとよい。成長を早くしてやる場合には、温度を高めに設定するといいだろう。食物は餌用コオロギやゴキブリを与える。
■英名:Olive Keeled Flat Rock Scorpion
■学名:Hadogenes paucidens
■生活環境:乾燥地帯
■攻撃方法:刺す、挟む
■分類:サソリ目ヘミスコルピウス科
■大きさ:体長14cm
■分布:アフリカ(コンゴ民主共和国、 モザンビーク、ジンバブエなど)
■毒性:あり
■日本での入手可能性:多くはないが、ペットショップや専門店で入手可能
■およその寿命:不明
■食性:昆虫、節足動物
■飼育する場合の餌:コオロギ、ゴキブリ
■活動する時間帯:夜行性